室町時代より畳床は稲わらを原料としてきました。
稲わらは一本一本の太さ・長さ・柔軟性が違います。
先人の畳屋さん達は、より良い畳を作るため稲わらを組合せ、
なるべく平で型崩れのし難い畳を作ろうと精進を重ねてきました。
畳の縫着には、主に「平刺し縫い・返し縫い・框縫い」と三つの工程が有ります。
それぞれ「厚さを整える」目的を持っています。ただ糸で縫えばいいのではありません。
現代の畳床は建材畳床が主流となり、特別な技術が無くてもそこそこの畳を作れるようになりましたが、
どのような素材・種類(縁無畳等)の畳でも、基本は藁畳を縫い上げることにあると思います。
茶室の中央に敷いてある「炉畳」の一部は、機械で逢着できません。
利益最重視の畳屋さんは、手縫いを拒みタッカー(ホチキス)で仕上げます。
製作時間の短縮と技術不足を補うためと思われます。
もちろんこの畳のユーザーはこの状態を知りません。
当店は利益を求めながらも先人の畳職人の努力・精神を大切にし、
伝統を守りながら「ちゃんとした畳」を作ることを目標とします。
框 タッカー留め (当店ではNGです) | 畳縁 タッカー留め (当店ではNGです) |
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耐久性の高い繊維を丁寧に編み込んだ高級感ある織物です。 和風モダンはもちろん様々なシーンでご活用いただけると思います。 質問などございましたらお気軽にお声がけ下さい。